スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

短歌道場in古今伝授の里、参加してきました!

2月の18、19と行われた、短歌道場に立命短歌会チームで参加してきました!
18日は、翌日の歌合にむけて、説明と準備を行いました。
模造紙に歌を描いていくのですが、これがなかなか難しい。一行で書くか、二行で書くか三行で書くか。一字空けはどうするか。
それぞれの歌の良さを損なわないように書くのは骨の折れる作業でした。

準備が終わると、彦河屋さんという旅館でお食事と交流会です。
ご飯はとってもおいしかったし、他のチームの方やスタッフの方ともお話ができました。
彦河屋さんのお池には、オオサンショウウオがいて、なんと夕食の時間に触らせてもらうことができたのです!いくら京都水族館でオオサンショウウオを見慣れているとは、触るのは初めて。なんともいえない感触に大騒ぎしました。

その後、交流会兼夕食も終わり、それぞれの宿、部屋へと移動しました。
とはいえ短歌好きの集まるところに歌会というべきか、十人ほど集まって歌会が開かれました。翌日の歌合にひびいてもいけないので、日付を越えるあたりで終わりましたが、普段できない人数での歌会は賑やかで楽しかったです。


さて、いよいよ19日、歌合せ本番です。くじ引きの結果、予選第一試合はめんたいたまごやき友の会。
実際、歌合経験者というのは少ないでしょうし、私たちのチームも全員初めてでした。
五番勝負で行われ、結果は1対4で私たちの負けでした。相手のチームの歌が本当に素晴らしく、慣れていないせいもあって、どこからどう攻めていけばいいのかわかりませんでした。

しかし、ここでくよくよしてはいられません。敗者復活戦があります。短歌道場では、歌合を楽しんでもらいたいという考えから、どのチームでも最低2回は闘うことができます。私たちは、お昼をはさんで二時間余り、歌の手直しをしたり、弁護をつめていったりしながら、次の歌合にそなえました。

次の相手は恣意舞裏威頭!一戦目よりは弁護にも自由討論にも慣れて、結果は4対1で立命短歌会が勝ちました。試合というと、ピリピリしているように感じるかもしれませんが、司会である濱松さんのジョークもあり、真剣な中にも笑いのあるとても楽しいものです。

さて、次の試合はすぐにはじまりました。お相手はさくら組。準備していた歌は他にもあったのですが、紙に書いてあり弁護が充分にできるのは第一・第二試合で使った十首のみ。このなかから組み合わせを変えて三戦目に挑みました。
結果は3対2で立命短歌会が勝利!正直、ここで勝てるとは考えていなかったので、とてもうれしかった反面、次の試合はどうしたらよいのか、非常に不安でした。

準決勝の相手は不思議な巡りあわせで2度目のめんたいたまごやき友の会。同じチームとほぼ同じ歌でもう一度戦うというのは、なかなか申し訳ない気持ちでした。結果は2対3でこちらの負け。それでも4試合目ともなれば、弁護や自由討論はしやすくなり、1試合目よりは良い歌合ができたのではないかと思います。

決勝戦はエクストリームピーナツ対めんたいたまごやき友の会。3対2でエクストリームピーナツが勝ちました。熱い戦いでした。
決勝戦は実況も行われていましたが、生で見られたことは、本当に幸せでした。

閉会式では、立命短歌会チームの一人、草間君が中部日本歌人会賞をいただきました。
よく、振り返ると時間は短く感じると言いますが、あまりに濃密な1日だったものですから、1週間も過ごしていたような気分になりました。歌を批評することの勉強にも、大いになりました。

今回は歌合でいっぱいいっぱいでしたが、古今伝授の里には魅力的な短歌専門の図書館もありまた訪れてみたいと感じました。
2日間本当に楽しく、勉強になりました。また来年も短歌道場に参加したいと思います!
a





スポンサーサイト

メールフォーム

メールフォームを設置いたしました!
ご質問やご要望はこちらからお願いいたします!
もちろん、Twitterのダイレクトメールなどでも受け付けております。

お久しぶりです

お久しぶりです、立命短歌会です。ながらく更新せず、すみませんでした。これからはもう少し密に書いていくつもりなのでまたどうぞよろしくお願いいたします。今回書いているのは坂本(会長)です。

さて、1月22日の京都文学フリマにて『立命短歌 第4号』を発刊しました!
表紙
9人の連作
8人の交換映画評
6人の一首評
5人の吟行
3人のエッセイ?
いままでとは少し趣の異なる楽しい怪しい4号です。よろしくおねがいします!

(いつのまに3号が出ていたんだという方もいらっしゃるでしょうが、3号は2015年の9月、大阪文学フリマにて発刊・発売していました。すみません。)

『立命短歌』2~4号は現在、大阪中崎の「葉ね文庫」さんに置かせていただいてます。お立ち寄りの際は手にとっていただけるとありがたいです。

後日、メールフォームをつくり、『立命短歌』2~4号の通信販売も行う予定です。その際にはまたご報告いたしますので、しばしお待ちください。

7月の予定

こんにちは、菊池です。
京都はまだ梅雨が明けず雨が降ったり止んだりを繰り返しています。それでも夜がいちばん気持ちのいい季節で、ほどよく涼しいのでふらりと散歩に出ると風情があります。

少し遅れてしまいましたが、こちらが7月の活動予定になります。

7/1(水) 歌会
7/5(日) 大阪茨城にて吟行
7/8(水) 歌会
7/15(水) 歌会
7/22(水) 連作批評会
7/29(水) 歌会

歌会の場所や時間についてはりったんのtwitterアカウントにて随時更新していますので、
参加を考えている方はそちらを確認していただくか、りったんGmail(rittan.5th☆gmail.com ☆→@)までご連絡ください。
今月は通常の歌会に加えて、22日には立命短歌3号に向けた連作批評会を行います。楽しみですね!

それから、今日7月6日は言わずと知れたサラダ記念日ですね。

「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日  俵万智『サラダ記念日』(1987)

私の短歌の入り口は俵万智だったので、やはりこの歌も思い出深い一首です。
ひさしぶりに今日は『サラダ記念日』、手に取ってみようかな?なんて思ってみたり。







支線沿線〈6〉 弾丸は誰に向けて撃つのか(濱松哲朗)

 決して怠けていたわけではないのだが、年度末から年度初めの忙しさと心身の不調とが重なって、何もかもが億劫だった日が続いた。その間に多くの人から信頼を失ったような気がするし、僕自身も疑心暗鬼に苛まれた。それでもこうして、縋りついて歌を作り、読んでいるのだから、短歌ってありがたい。

 それはさておき、である。先日、立命短歌のメンバーで、LINE上で歌合をしたことがあった。ニコニコ生放送で中継された「学生短歌バトル2015」に向けて、歌合の練習をしようと考えていたのだが、大学が春休み真っ只中のせいもあってなかなかメンバーが一ヶ所に集うことができない(学生はどうせ暇、という昭和な発想は、良識ある皆さんにはぜひ捨てて頂きたい)。

 そこで、苦肉の策として考え付いたのが、LINEのグループトークを掲示板のように用いて評を書き込んでいく、というスタイルである。念のために書くと、LINE(ライン)とは一種のSNS機能で、二者間のメールや通話はもちろん、複数人のグループでのテキストチャットも可能という、手軽な(それために犯罪などとの関連も指摘されやすい)アプリケーションである。

 何よりもまず評の練習が最優先、ということもあって、歌は手持ちの歌集やアンソロジーから適宜引いて行った。おかげで、小高賢VS吉岡太朗という現実では絶対にありえなかった組み合わせや、田中ましろVS石川美南という文学フリマのブース配置のような対決が発生し、なかなか面白かった。

 このLINE歌合において、僕は毎回判者を務めていたのだが、その中でも特に印象に残ったのが、次の歌が評にかけられた時である。

愛してるどんな明日でも生き残るために硝子の弾丸を撃つ
          田丸まひる『硝子のボレット』(2014)



 この時、グループ分けが偶然にも男性チームと女性チームに分かれていたので、僕は敢えて、男性チームにこの歌を擁護させ、女性チームにこの歌を批判させるよう、わざと仕向けておいた。そして、普段の自分の好みとは全く別のベクトルから語らなければならなくなったメンバーは、僕の思惑通りになかなか困り果てたようで(分かっていてやりました。ごめんね)、15分ほどLINEトークが沈黙するほどであった。

 そして、15分後に始まった論戦ではこの歌の読みが、歌合の勝負と関係ないところで、男女でものの見事に真っ二つに分かれてしまったのである。これは僕の想定以上の出来事だった。以下、その時のLINEのトークから幾つかの評を引用する。

〈男性チームによる評〉
・生き残るためとしては少し不自然な硝子の弾丸。硝子には綺麗だが脆いというようなイメージがつく。この弾丸にもそのようなイメージがあり、撃った後にはすぐに壊れてしまうのだろう、というような連想ができる。
・撃った瞬間バラバラになり相手には届かない。結果、相手とは結ばれず、失恋の歌であることがうかがえる。

〈女性チームによる評〉
・愛する存在の為にはどんな犠牲も厭わない。自ら引き金を引いて守り、手に入れるという強さを感じられる。
・とても強い意思の歌。撃てば砕けてしまう硝子の弾丸を撃ち込むように必死にひたむきに愛して生きて行くという表明であるのでしょう。



 要するに、男性チームはこの歌を失恋の歌や、叶わぬ恋の歌であるという風に捉えたのに対して、女性チームは全く正反対に、情熱的で強い意思を持った恋愛の歌だと読んだのである。

 しかも、男性チームは弾丸を、恋の相手に向けて撃つものと解釈していたのに対し、女性チームは自分たちの外部に向けて、恋を守るために撃ち放すものだと考えていた。

 この時のLINEはあまりに紛糾して、本来はこの歌を批判しなければならなかった女性チームが男性チームの失恋読みに対して「今『ちゃうねん!』て叫んでしまったわ」「男子軍と女子軍の捉え方が違いすぎてもどかしかったです」と発言するに至り、結果、歌合の勝負どころではなくなってしまった(この番は最終的に引き分けとした)。

 試合後、歌に関する感想を、歌合の勝敗とは関係なく話してもらったところ、

〈男性チーム〉
・硝子の弾丸を「キューピッドの矢」的なものと想像していました。
・正直内容よりも雰囲気で読みたい。少年漫画のワンシーン的な。

〈女性チーム〉
・硝子の武器で劣勢ながら、血みどろになりながらも自分の愛する存在を守り、他は切り捨てる強い感じ、けどやはり脆弱ってのが良いのに。
・ぎりぎりで崩れない強さっていうのがいいのに。



 という感想が聞かれた。こんなに男女で歌の読みが分かれるとは思っていなかったので、不思議だった。

 ここでふと、こうした「読み」のジェンダーはどこから発生するのだろうか、と考えてみる。「読み」というものは、それぞれの読者が過去に触れた文化や思想などが堆積した上に立ちのぼる煙のようなもので、その実態を掴むのは容易ではない。しかし、今回は学生短歌会の、ほぼ同世代の人間が集まって歌を読んだこともあり、たとえば幼少期に観たテレビ番組や読んできた漫画・小説の類は一致するものも多いだろう。

 ここからは僕の直感的な感想なので、何の裏づけもないのだが、「男の子向け」「女の子向け」とされるものが堆積させていくなかで、それぞれ「ヒーロー的なもの」と「ヒロイン的なもの」のイメージが形成されるのではないだろうか。

 今回の『硝子のボレット』の読みであれば、男性チームは「〈私〉が相手に向けて弾丸を撃つが、硝子の弾丸は砕けてしまい相手には届かない」という読みを提示した。手に入れたい対象に対して銃を向けようとする行為、そして、目標に到達しないことを無力さであるとする把握には、裏返しのヒロイズムがあるように思う。

 反対に、女性チームは「脆弱な硝子の弾丸でありながらも、〈私〉と相手の関係を守り抜きたいという強い意思のある恋愛」だと解釈した。二者の恋愛関係を守ろうとする姿勢、自分の弱さを認識しつつも戦う屈折感からは、最終回には幸せを用意されているある種のヒロイン像がかすんで見える。

 加えて、男性チームは「撃ち抜く」という一瞬の行為を語る一方で、女性チームが「守る」という継続的行為を語っている点にも注目したい。この構図は、河野裕子が「母性」を語る時の構図と全く同じであると言える。

 男が短い有限の生、一回性の生でもって、その存在を完結するしかないのに対して、女たちは何百万年の昔から孕み、産み、育てて来たのである。いのちに対する感受や、考え方に、より本質に関わった独自性があるのは、女の内なる自然性や、生命律のうえからいっても、当然のことである。
          河野裕子『体あたり現代短歌』(1991)「いのちを見つめる――母性を中心として」



 この河野の論に対抗しようと試みた吉川宏志の「妊娠・出産をめぐる人間関係の変容――男性歌人を中心に――」(1994)から、既に20年以上が過ぎた。最近では、「本郷短歌」第3号(2014)が「短歌×ジェンダー――身体・こころ・言葉――」という特集を組んだことも記憶に新しい。

 だが、本当の意味で、議論は進んでいるのだろうか。特に、「読み」のジェンダーに関しては、語る人みずからの性の形成にまで立ち返らなければならないから、話が容易ではない。けれども、いま大切なことは、立ち止って考えてみることであるとも思う。

 事実、今回は作者名つきで歌を提示したせいもあって、田丸の歌の〈私〉を女性であると、誰もが信じて疑わなかった。私たちは言葉のどこから「性」を読み解いているのか。もしここに、服部恵典が「性別当てゲーム」あるいは「性別当て」であると指摘した類のバイアスが存在するのだとしたら、私たちはもう一度、おのれを疑ってみる必要が、あるのではないだろうか。
プロフィール

りったん

Author:りったん
第五次立命館大学短歌会です。40年の時を経て、2012年9月25日(火)に再結成しました。通称:立命短歌会。りったん。大学公認団体です。

メールフォーム

お名前:
メールアドレス:
件名:
ご用件:

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
Twitter...
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。